Directory Serviceにてステータス「障害」が発生しました、解消方法を教えてください。

Directory Serviceにてステータス「障害」が発生しました、解消方法を教えてください。

Clock Icon2023.08.14

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

困っていた内容

WorkSpaces運用のためにSimpleADを使用しております、ある日AWSコンソール上でステータスが「障害」となっていることを確認しました、解消方法を教えてください。
エラー内容は下記の通りです。

Issue(s) detected by instance

どう対応すればいいの?

AWSドキュメント確認

Issue(s) detected by instanceの原因について下記の記載がありました。
Simple AD ディレクトリのステータスの原因 - AWS Directory Service

Issue(s) detected by instance (インスタンスで問題が検出されました)
説明:インスタンスにより内部エラーが検出されました。これは通常、問題のあるインスタンスの復旧をモニタリングサービスが積極的に試みていることを示します。

トラブルシューティング:ほとんどの場合、これは一時的な問題であり、ディレクトリは最終的にアクティブ状態に戻ります。問題が解決しない場合は、AWS Support までお問い合わせください。

AWSコンソール確認

当該の SimpleAD が存在する VPC に置きましては SSM の VPC エンドポイントがあるようお見受けいたしました。
SimpleADの前提条件として下記の VPC エンドポイントは利用することができません。

Simple AD の前提条件

VPC は次の VPC エンドポイントを使用して設定することはできません。
・非公開 AWS IP アドレスへと解決する *.amazonaws.com の DNS 条件付きオーバーライドが含まれる Route53 VPC エンドポイント
・CloudWatch VPC エンドポイント
・Systems Manager VPC エンドポイント
・Security Token Service VPC エンドポイント

具体的な対処法

①上記トラブルシューティング記載の通り、一時的な問題が発生していた可能性が考えられます。
Directory Service による自動復旧プロセスにより、一定時間経過後ステータスが「障害」から「アクティブ」へと戻ることが期待されます。
②該当する VPC エンドポイントが存在する場合は、対象エンドポイントを削除することで、当該ディレクトリのステータスが「Active」となり、事象が解消されるかをお試しください。

参考資料

[1]ディレクトリのステータスを把握する - AWS Directory Servic
[2]Simple AD のベストプラクティス - AWS Directory Service

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.